ストップロス(損切り)ルール
FX(外国為替)取引でよく出てくるストップロス どんな雑誌でもサイトでも必ずストップロスの言葉が出てくるでしょう。
ストップロスとは、トレード(売買取引)ごとに決めた含み損に達したら損失確定での決済注文をだすこと。損切り設定とも言いますが、こうすることで損失額の拡大を防ぐことができ次のトレード(売買取引)へ行くことが出来ます。
仮にストップロスを考えずにトレードを継続したなら、相場の流れ次第で含み損が膨らみ強制ロスカットを招いてしまいます。強制ロスカットまで行かなまでも1回のトレードごとに資産に応じた損失額を決めておかないと、資産の目減りが大きくなるほど後のトレードが厳しくなってきます。
ストップロスのルールを決め、そしてそのルールを実行することで、大きな損失を防ぐことが出来ます。含み損が出た時は、エントリー時での読み間違いと諦めて、早めにトレードをクローズして次のトレードへ頭の中を切り替えましょう。
ストップロス・ルールの決め方
- 一定の損失額に達すればポジションを閉じる
- エントリー時の条件が崩れた時にポジションを閉じる
その他にも「週末にはポジションを一旦閉じる」「重要な指標発表前にはポジションを一旦閉じる」など諸条件も絡んできます。
割合で決める方法とは
証拠金:200万円 損失割合:3%
円絡みの10万枚通貨で6万円の損切りならマイナス60ピップスが限度。その後、負けが進めば少なくしていく。損失割合を5%にすると100ピップスまで可能になりますが、目減りも多くなります。
エントリー時の条件が崩れたらポジションを閉じる
エントリー時の条件が崩れた時、分かりやすいのはエントリーの理由になった上昇トレンドが崩れた時などです。
上昇トレンドが崩れたと判断するひとつの材料は直近の底値を割り込んだ時です。仮に上昇の勢いが緩やか(直近の高値も下回る)になっても前の底値を割り込まなければ上昇トレンドの継続中かレンジ相場への突入かと考えるのが一般的で、反転したとは考えないでしょう。ストップロス(損切り)を置く場所は、直近の底値の少し下、そこまで下がれば損失を確定する考えです。
上のチャートだとエントリーポイントがA地点でもB地点でも直近底値の下1番にストップロスを置けばいいでしょう。余裕があれば赤いラインのD地点の(サポートになる可能性もある)の下でもいいでしょう。その後C地点の現在値までいけばA地点でロングを取っていれば底値ラインを上げて2番にストップロスを変更するのが理想でしょう。このようにストップロス・ポイントを動かしていくのをトレーリングストップと言います。
ただし、この考えの場合、大きなトレンド(大きい時間足)を見てのエントリーだと意識する直近の底値までが大きく離れて証拠金に対する割合としては損切り額が大きくなる場合があります。大きい時間足での期間が長めのトレードの場合は、レバレッジを抑えてその分含み損金額を小さくしてトレードするようにしましょう。
チャート上のストップロス・ポイントを置いても、証拠金に対する割合が大きくならないエントリーポイントを見つけることが重要になってきます。