取引スタイルの確立

FX取引(外国為替取引)を始めるに当たって、まず決めておきたいことが

どんな取引(トレード)をするか?
短期で売買するのか?
長期で売買するのか?
また両方をするのか?

カレンダー

とりあえずで始めてしまうとアレコレ摘んで結局損をする可能性が増えてきます。

FX取引(外国為替取引)で資産運用するには、勝つことを増やすのも目標ですが、いつも勝てる取引なんてほぼ無いでしょう。「勝ち」があれば「負け」もあります。その「負け」の時にいかに損を減らすかも重要な要素です。損を減らすには自分に厳しいルールを持ってたほうがいい。負けの時にルール無しにいく取り戻す気持ちが強くなり負けが込んでしまいます。

取引スタイルを決めて「それ以外は手を出さない」とルールを持っていたほうが負けを減らせる確立も増えるでしょう。


FX取引スタイル色々

FX取引(外国為替取引)のスタイルには「短期保有型デイトレード」「中期保有型スイングトレード」「長期保有型スワッパー」などがあり、それぞれに特徴があります。


短期取引:デイトレード

デイトレードとはその日のうちに決済したり、その日に何度トレードを行うタイプ。

指標発表などの時間帯に合わせて大きく利幅を取りに行く人や、その反対で指標発表時は大きく取れることもあるがその分負ける確立も上がるので、指標発表を避けてトレードする慎重派の人もいます。

デイトレードのいいところはポジションを持ったままの状態が短いことでしょう。FXを始めた頃はポジションを持ったままだと相場が気になって仕方ないものです。夜中に起きて相場をチェックしたりして寝不足になる人も…


中期保有型:スイングトレード

スイングトレードとは数日から1週間、あるいは2週間程度でトレードを行うタイプ。

デイトレードよりは大き目のトレンドに乗って利益を上げていくのでデイトレードで意識するような小さな波は無視して取引できます。時間的に毎日パソコンの前に座ることの出来ない人などはスイングトレードが合っているでしょう。

週末にポジションを閉じていれば休日は相場を気にすることなく過ごせます。


長期保有型:スワッパー

スワッパーとは相場利益よりはスワップポイントを狙って外貨預金的な考えでポジションを持つタイプ。

スワップポイントを狙った方が外貨預金より効率的に運用できることと、相場でも利益を上げることが長期保有のいいところです。少ないレバレッジでポジションをもつ程度なら少しぐらいマイナスに転じても気にすることの無い運用資産に余裕がある人に向いているでしょう。

スワップポイントを狙う以上は金利差の大きい通貨ペアでのトレードになります。


スキャルピング

スキャルピングとは、一瞬の動き(数秒~数分)を狙って数を裁いて利益を取りにいくタイプ。

保有時間が短く損切り判断も早いので大きなマイナスのリスクは回避できますが、常にエントリーポイントを探さなければならないので集中力と素早い判断力が要求されます。

スキャルピングの場合は、数ピップスが利益なのでFX会社のサーバーレスポンスやスプレッド幅の条件のいい業者を選ぶことがポイントです。