FX取引の魅力やメリット

FX(外国為替証拠金取引)が人気を集めているのには理由があります。

取引手数料が安いこと

FX取引と同じように2国間通貨の金利差や為替変動で資産運用する商品として外貨預金があります。一般的に外貨預金では手数料が1ドルあたり片道1円程度、往復で2円程度必要になってきます。

手数料とは、2国間通貨に交換する時の手数料で、外貨預金もFXと同じように米ドルで預金をするなら日本円で米ドルを買うことから始り、解約時には買った米ドルを売って日本円に換えます。この時に発生するのが往復の手数料です。

FX取引と同じように、ドルを買う(円を売る)、ドルを売る(円を買う)、この2つの行為は同じなのに、外貨預金ではその都度1ドルに対して1円程度の手数料が発生するのです。

FX取引では、手数料を取ってるFX会社は少なく、少ない資金でも取引に参加できる商品。私たちサラリーマンや主婦向けの商品では、取引手数料を無料に設定しているFX会社がほとんどです。

実質的に手数料の形で支払うスプレッドにしても、1ドルあたりのスプレッドは1~2程度(1銭~2銭)、変動の激しい時には多少開くこともあるがそれでも5程度、仮に10開いてもドル/円取引で考えれば10銭で外貨預金の1円に比べれば1/10です。それも外貨預金的に表現すれば片道の手数料のみです。2円の手数料を払うには200ピップスの開きで、そんなスプレッドを見たことはありません。

FX取引に参加している人の中で主にデイトレードを行なってる人は、ドル/円レートの差が50ピップス(50銭)とか、中には10ピップス(10銭)の動きを狙って差益を取っています。仮に2円の往復手数料を考慮すれば、2円以上のレート差が出なければ利益にならないのです。反対にFX取引なら1~2程度(1~2銭)のスプレッドの差を越えればそれ以降は利益になるのです。

単純に「手数料が1円」と聞いても「なんだ、1円程度か…」と思ってしまいますが比較すればこの差は大きく、資産運用する人がFXを選ぶ理由のひとつとも言えるでしょう。


24時間いつでも取引できること

資産運用する以上、大きく儲けたいと思うのは誰もが同じでしょう。株取引でFX取引でも投資のタイミングによって大きく利益を左右します。そのためにいろいろな情報収集をして分析して、そして自分のタイミングで投資するのが取引の魅力のひとつともいえます。

考えるのが面倒だ!」と思う人ならファンドなどに預けて運用を人任せにすればいいでしょうが、人任せにする分リターンは少なくなります。株取引FX取引をする人は、人任せにするのではなく自分の考えで取引したい人、その分リターンも大きくそこに魅力を感じている人でしょう。

でも株取引は時間が限られています。取引所の空いてる時間以外は取引できません。取引所が開いている時間帯は、ほとんどの人は勤務中で取引に参加したくても出来ないでしょう。

FXの場合は、休日以外の24時間取引可能で、この休日というのも日本の休日ではなく世界的(インターバンク市場)な休日です。いわば土曜日と日曜日以外はほとんど取引可能、日本ではゴールデンウィークなどといった大型連休を楽しんでいてもインターバンク市場には関係の無いことです。サラリーマンの人なら大型連休にじっくり腰を据えてFX取引をしている人も多いでしょう。

株取引なら大型連休はもちろん国内休場…
このスケジュールのよさがFXの魅了のひとつとも言えるでしょう。


相場変動のリスクが少ないこと

グラフ

一般の人でも多く参加する株取引FX取引
その違いのひとつとして相場変動(ボラティリティ)の違いがあり、株取引と比べてFX取引のほうが値動きが小さいのが特徴です。

株の場合は大きく値上がりすることもあれば、ただの紙くずになってしまうこともあります。しかしFX取引を考えた場合、紙くずになることはほとんど考えれないでしょう。

企業の倒産は良く聞く話ですが、国家の倒産なんてそう頻繁にあるわけでもなく、ましてやFX取引で扱うメジャー通貨なら、例えばドルやユーロの価値がゼロになるような事は世界が崩壊するようなものです。

ゼロにならないにしても1ドル=100円1ドル=1,000円1ドル=10円になることを考える必要もありません。ドル($)にしろユーロ(€)にしろ円(¥)にしろ、通貨の価値はそれだけ安定しているものなのです。

安定しているということは、それだけリスクも少ない意味になります。

「FX取引は危険だ!」
「FX取引はリスクが高い!」

これら言葉を耳にしたり見たりすることもあるでしょうが、FX取引は株取引などに比べてリスクは低く、運用方法の間違いでそのような言葉が言われるのです。

相場変動リスクが少ないことは運用リスクも軽減できることです。運用ルールさえしっかりと決めていれば、相場変動に振り回されること無く取引を行なえることがFX取引の魅力のひとつでもあるでしょう。


少ない資金で大きなリターンが期待できること

FX取引は株取引などに比べて相場変動も少なくリスクが少ない商品。相場変動が少なければリターンも期待できないのが相場の基本です。

しかし、FX取引は相場変動が少ないのに少ない資金で大きなリターンを得ることが出来る商品です。

その理由は、証拠金を担保として預けることで数倍~数百倍の取引が出来るレバレッジ

このレバレッジを使うことで10万円しか投資金が無くても、その10万円を証拠金として預ければ10倍のレバレッジなら100万円の取引が、100倍のレバレッジなら1千万円の取引が可能となります。

10万円の投資金、100倍のレバレッジで1千万円の取引、1ドルに対して1円動けば10万円の利益を生みます。株取引でもレバレッジはありますが上限は3倍、商品先物取引でも10~20倍程度…

このレバレッジを使って少ない資金でも大きなリターンが期待できることがFX取引の魅力のひとつです。


スワップポイントが毎日手に入ること

2国間通貨を取引するFX取引
通貨を取引する以上、それぞれの国の金利というものがあります。

金利はそれぞれの国によって異なり、2国間通貨には金利差が発生します。この金利差をスワップポイントといいます。

FX取引においての「お金の売り買い」はある意味「お金の貸し借り」に相当します。この貸し借りにおいて通貨間の金利差を調整する必要があり、その時に発生するのがスワップポイントで金利差が大きければ大きいほどスワップポイントも大きくなります。

私たちの日本円は極めて低い金利の通貨のひとつ…
反対にオーストラリアのドルやニュージーランドのドル、南アメリカのランドやトルコのリラといった通貨は金利の高い通貨です。

日本円(JPY)を売ってオーストラリア(AUD)のドルを買う取引なら日を持ち越すごとにスワップポイントを受け取ることが出来るのです。

また、このスワップポイントは金利の低い通貨を売って金利の高い通貨を売ればプラスのポイントが発生するのは一目瞭然、相場変動のように上がるか下がるか分からないようなものではないのです。スワップポイントが欲しければ金利の低い通貨を売って金利の高い通貨を売ればいいこと…。仮に為替レートの変動が無くて収益を伸ばせなくても、スワップポイントは着実に溜まっていきます。

相場変動の収益を目的とせず預金目的で高金利通貨を買っている人も多いです。

この分かり易いスワップポイントもFX取引の魅力のひとつでしょう。