チャートの活用

FX外国為替)取引でのチャート(グラフ)とは、一定期間の為替相場(為替レート)の推移をグラフで表したもので、ほとんどの参加者が利用しているものでしょう。

チャート

このチャートを利用して相場変動を予測することをテクニカル分析といいます。

チャートには3つ表示方法複数の時間軸があり、テクニカル分析を行うにしてもチャートの意味を理解しなければいけません。


チャート表示の種類


ローソク足

ローソク足

ローソク足とは、相場の4本値の動きを時系列で一本の棒に表すチャートで、真ん中の太い部分を実体部分(ボディ)、そこから飛び出してる線をヒゲ(影)と呼び、最高値と最安値を表しています。

始値より終値が高ければ陽線、始値より終値が低ければ陰線といい、色分けて表示することでその時間軸での相場がわかるように出来ています。

日本では一番多くの人が利用してるチャートかもしれません。


バーチャート

バーチャート

バーチャートとはローソク足に似たもので、アメリカで最も普及しているチャートのスタイルで、4本値または3本値のスタイルがあります。

グラフの意味するものはローソク足と同じで、左から入った横棒が始値で縦棒を通り右へ終値として出て行きます。利用チャートによってはローソク足と同様に陽線と陰線の色分けも可能です。


折れ線

折れ線は、終値を線で結んだシンプルなチャートです。

ローソク足やバーチャートのようにその時間内の情報は読み取ることは出来ませんが、方向性を見るのには適しています。


4本値と3本値

4本値は、始値・高値・安値・終値の四つの値で、3本値は・高値・安値・終値です。


チャート足の比較

チャート足の比較

チャート
ローソク足 バーチャート 折れ線

上のチャートは15分足同一データでの比較です。
ローソク足やバーチャートのいいところは、1本の軸でその時間帯の動きを見ることが出来ることです。


チャートの時間軸

時間軸とは何分ごとにチャートを刻むかのことで1分ごとのチャートから1年ごとのチャートまで必要な場面でいろいろと見ることが出来ます。

5分なら“5分足”、1時間なら“時間足”、1週間なら“週足”、1年なら“年足”と呼ばれています。トレードの手法によって見る足は異なってきますが、どの時間足で見るかは人それぞれでしょう。

人によっては1分足を見ながらエントリーする人もいれば、1分足なら余計な動きが多すぎるからと30分足でエントリーする人もいます。

時間軸の比較

上のチャートはドル/円(USD/JPY)レートでの 始値88.70 終値98.17 高値89.19 安値88.68 の1本のローソク足(1時間足)です。

上ヒゲ下ヒゲ共に短くボディの長い陽線なので、この1時間は順調に上昇傾向にあったことが読み取れます。この1時間を15分足にしたのが2番で、もっと詳しく5分足にしたのが3番です。

また、5分足で見ると右上がりの角度はそう感じれませんが、1番の1時間足ではその後急激に上昇トレンドを描いてるように感じ取れます。

直近1ヶ月の動きを見るなら日足や4時間足や時間足を、今日の動きを見るならや30分足や15分足を、エントリー時は5分足と使い分けて利用するほうがいいでしょう。

使ってるうちに自分のトレードスタイルに合った時間足を自然に使うようになってくるでしょう。