エマージング通貨とは?


エマージングマーケット

高い経済成長を遂げている、あるいはその潜在力がある発展途上国の市場のことをエマージングマーケットと呼びそれらの国の通貨をエマージング通貨と呼びます。

お金は利益のある方へ動くもので、このような市場への経済成長への期待は大きく、ヘッジファンドをはじめ金融機関や個人投資家も利益を求めてやってきます。

しかし、こうして流れ込む巨額な外貨も一度逆流を始めると一気に動き出し、その国の通貨の下落や外貨準備の激減を招き危機的な状況に陥っていきます。ロシア財政危機アジア通貨危機などはそういった現象でした。

エマージング通貨は高い経済成長を背景に大きな利益を期待できる半面、国際市場での流動性も十分ではなく政治的な問題での制度の変更や規制強化など大きなリスクが伴います。最初は高い利益を目的に流れ込んでくるお金の流れが何かの切欠で大きな逆流を生んでしまいます。このような国々は経済力もまだ十分ではないので、そのような流れに持ちこたえるのは困難で、IMF(国際通貨基金)などの管理を受けるようなことになってしまいます。


高い経済成長を背景に

エマージング通貨は高い経済成長を背景に大きな利益を期待できる半面、国際市場での流動性も十分ではなく政治的な問題での制度の変更や規制強化など大きなリスクが伴います。最初は高い利益を目的に流れ込んでくるお金の流れが何かの切欠で大きな逆流を生んでしまいます。このような国々は経済力もまだ十分ではないので、そのような流れに持ちこたえるのは困難で、IMF(国際通貨基金)などの管理を受けるようなことになってしまいます。

エマージング通貨の一般的な特徴として…

  • 高金利通貨である
  • 管理変動相場制や固定相場制が多い
  • 外貨の管理や資本流出入規制がある

現在、エマージング通貨として見られているのがBRICs(ブリックス)と呼ばれている経済発展が著しいブラジル(Brazil)、ロシア(Russia)、インド(India)、中国(China)で、このBRICs(ブリックス)はかつてのNIEsASEAN同様に経済成長が著しく、またこれら4カ国の国々のGDPや貿易額が世界全体に占める割合は急速に高まっており、世界経済に大きな影響を与えるまでになってきています。G7会合よりもG20会合のほうが注目を浴びるのもそういった理由からでしょう。